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アテナ映像

週刊代々木忠

オーガズムの極意
  このブログを読んでくれてる方ならおわかりのように、僕は今まで「ワザを使って女をイカせる」っていうことに対して、あまり肯定はしてこなかった。それより「もっと心のほうが大切だ」とか「つながることが重要なんだ」とか。

 ただ、女をイカせることに情熱を傾けるというのは、ある意味、男の性(さが)でもあるし、とくに若いときには一度それを経験してみることが必要かもしれないと思う。もっとも、生涯ずっとそれだけというのは、やはり違うだろうと。40代、50代、60代……と、僕は同世代の男たちを見てきて「おい、いつまでやってんだよ!」と思ったのも事実なのだ。

 SMにも同じようなことが言える。男女が出会い、初めてセックスになろうというとき、双方が同時に「さあ、しましょう!」ってのは滅多にないわけで、ほとんどは男が半ば強引に「いいじゃないか」と迫り、女が「えっ、ダメよ」とか言いつつ、「あ~~」みたいな、それこそポルノ映画を地で行くような展開が訪れるはずだ(今だと男女逆転現象が起きているのは、さておいて)。つまり、セックスの導入部というのはSM的な形から入っていくという一面がある。

 ところが多くの場合は、男が強引にやって、女をイカせて……というところからなかなか卒業できない。

 「性感Xテクニック お嬢様、はり裂けそうっ!!」という作品がある。このシリーズはSEXYエステティシャンの南智子が名だたるAV男優たちを毎回、言葉なぶりで追い込みながらも同時に受容し、結果的に男のエゴを崩壊させるというものである。AV男優の第一人者である日比野達郎には、シリーズ1作目に登場してもらい、その後ふたたびゲストで来てもらったのが、この「お嬢様、はり裂けそうっ!!」だ。

 日比野は2回目の出演なので、前回以上に楽しもうとしていた。完全に自分を明け渡して、歓びをどんどん表現している。そのとき、AV初出演の今野いずみという女の子が彼のオチンチンをしごいていた。そして日比野がドーンとイッてしまったその瞬間、今野も失神してベッドから転げ落ちた。自分の体は一切さわられてもいないのにもかかわらず……。

 「無為」という言葉がある。老子が愛した言葉だ。「作為や人為がない」という意味だが、老子はその思想の中で「人はことさらに知や欲を働かせずに、自然のままに生きるのがよい」と言っている。これまでの話にあてはめれば、「女をイカせよう」というのは「作為」であり「人為」である。先の作品エピソードの中で、日比野は女をイカせようとしなかった。彼はただ歓びそのものになっていただけなのだ。

 この「無為の為(い)」とでもいうべきことが、実はオーガズムの極意ではないかと思う。だが「無為の為」を説こうとした時点で、それは「無為」ではなくなってしまうという矛盾をはらんでいる。

 僕はこのブログでも、見つめ合ってセックスをする目合(まぐわい)の大切さをくり返し述べてきた。だが、これを頭で解釈する人は「目を見ればいいんだ」という考えが先に立って、それを実践してしまう。要するに本人も意識しないところで、思考から努力して目を見てしまうのだ。

 これは「無為」ではない。では、どうすればいいのか? 次回、それについて書いてみることにしよう。
2011年12月16日