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アテナ映像

週刊代々木忠

初出演の女の子が語ったセックス観
   前回につづいて「目を見る」ことについて記してみたい。まずは「平成淫女隊 大失神」という作品のエピソードから。

 「平成淫女隊」シリーズは、淫女隊と名づけた女性たちが男を解放してゆくというものだが、それまでずっと一般男性をまな板の上にのせていたのに対して、シリーズ6作目にあたる「大失神」では初めて男優を登場させた。平本一穂とチョコボール向井である。

 相対する淫女隊には、レギュラーの渡辺美乃・星野なぎさに加えて、新人の田口尚子という子を実習生という形で入れた。すでにオーガズムを体験し、男の心を開くことのできる美乃やなぎさと違って、きっと尚子は現場で何もできないだろう。さて、どうしようかと思ったとき、ちょっとしたイタズラ心が湧いた。

 撮影前、尚子を催眠誘導でトランスに入れ、ある条件付けを与えたのである。その条件付けとは「美乃となぎさが感じてきたら、あなたも同じように感じてしまう」というものだ。こうしておくと、催眠から覚めたあとも与えた条件付けは生きている。だから尚子を見れば、女の子たちの状態も僕は手に取るようにわかる。言ってみれば、バロメーター役なのである。

 僕のカメラは、美乃やなぎさや男優たちのほかにも、尚子を追いかけている。そのフレームの中で、尚子は自分がさわられてもいないのに、どんどん感じてゆくのだった。ひと通り撮影が終わって最後に、僕は尚子にインタビューした。「セックスって何だ?」と。

 ビデオ初出演の尚子が答える。「セックスは目と魂でするもの」。さらにつづけて「セックスは魂の交流」とまで言い切るのだった。言っておくが、僕は尚子にセックスのレクチャーはしていない。彼女はバロメーター役なので、なにも情報は与えないまま、素の反応が見たかったのだ。ましてや当時、「代々木は新興宗教でもおこすんじゃないか」と言われていたから「魂の交流」という言葉自体、誰かに言ったことすらなかった。

 尚子の言葉を聞いて、僕はあっけにとられるとともに、目を見ることの凄さを再確認させられた。セックスの深奥をのぞくと、人はそこに気づくのだと。

 さて、この作品の主人公の一人である平本は、オーガズムを体験する。このとき男優歴9年の彼は、インタビューでこんな言葉を残している。「男優をして7年くらいまでは、男優はイカせるもの、いやらしく見せるものだと思っていた。でも、相手あってのセックス。あるとき、好きだという気持ちを込めたら、返ってくる心地よさがわかった」。そして「かつては男優をしていることに負い目があったけれど、今は幸せで楽しい。友達にも胸を張って言える」と。

 体験を通して得たものは自分の財産になると僕は思っている。かつて平本が「男優はイカせるもの」と思っていたように、男が女をイカせることに情熱を傾けるのも、若いときには経験してみるべきだと思うのだ。

 しかし、それで女はイカない。イッたように見えて、早く終わってほしいがゆえの演技だったり、男を傷つけないための演技だったり、あるいは単に疲れ果てた電池切れの状態だったりする。この事実に、男はどこかで気づけばいいのだ。

 イカせようとすることが第1ステージだとすれば、第2ステージでは、自分の感情をありのままに表現していく。それは自分の気持ちよさであったり、相手への愛おしさであったり……。すると結果として、あなたは相手の目を見ているはずである。


(*「週刊代々木忠」は2週間お休みをいただきます。次に読んでいただけるのは1月13日になります。みなさん、よいお年をお迎えください)
2011年12月23日