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アテナ映像

週刊代々木忠

「ザ・面接」20周年
  来年「ザ・面接」シリーズが20周年を迎える。僕は今、これまでの作品を1本ずつ見返し、総集編を編集している。今年12月にリリース予定の第1弾は、シリーズが誕生した1993年の作品(8本)を1本にまとめる。「ザ・面接大全」のようにそのまま収めるのではなく、解体&再構築である。

 ということもあって、今回は「ザ・面接」シリーズを撮りはじめた頃の話を書いてみようと思う。シリーズ初期は、事務所に面接に来た女の子を男優たちがいきなり犯すというスタイルを取っている。フェミニスト集団が「人権侵害だ!」と本気で殴り込んでくるくらいにはリアルなレイプである。

 当時、事前面接で女の子と話をしていて、「ビデオで何やってみたい?」と訊くと「本当のレイプは怖いけど、ビデオだったら犯されてみたい」と答える子が多かった。「じゃあ、今度の○日に撮影しよう。でも、『さぁ、今から犯すよ』じゃ面白くないでしょ? だからその日、いつ始まるか、どういう形になるかは、こっちの都合でやるからね」と言っておく。すると「そのほうがドキドキするわ」という言葉がだいたい返ってくる。そしてこうも伝えておく。「レイプシーンというのは、レイプされるほうが主導権を握るんだよ。抵抗してあげないと、レイプにならないからね。だから、もし激しく犯されたかったら激しく抵抗すればいい」と。

 このように、始まりは半分お芝居みたいなところで女の子は撮影に入っていく。「それでリアルなレイプシーンなど撮れるのか?」と思う人もいるかもしれない。そのカギを握るのが男優だ。シリーズ開始当時は、市原克也、チョコボール向井、平賀勘一、平本一穂の4人のなかから毎回3人を呼んでいた。彼らには「手加減するなよ!」と言っておく。手加減すると、逆に女の子の心に傷をつけ、それがトラウマとして残ってしまうかもしれないと思ったからだ。オスの本能全開で「こいつとヤリたいんだ!」という欲情を前面に出して完全に相手を撃ち抜き、エゴを崩壊させないと……。

 「私が抵抗すればいいのよね」くらいの気持ちで事務所にやってきた女の子たちは、男優側の向き合い方があまりにもマジなので意表を突かれる。今見返してみても、彼女たちの顔にはありありと恐怖が走っている。

 僕は撮りながら、男優たちの激しさに「おいおい、そこまでやるか」という場面も数え切れないくらいあった。「女の子を傷つけてしまうかなぁ……」と不安になったこともある。だが、止めに入ったことはない。始めたかぎり途中では降りられない。女の子が自分を明け渡してしまうまでは。

 男優は男優で、逡巡があったはずである。たとえば平本はシリーズが始まって間もない頃、画の中では使っていないが、「俺、レイプはできません」と言ってきた。彼もどんなシリーズなのかはわかっていたはずだが、実際やってみたら「これ、マジじゃん」と思ったのだろう。そんな彼に「きょうは、とりあえずおまえが好きなようにやれ」と僕は言った。ところが手が出せない。女の子のほうはエッチなビデオを見て、その気になっているのだが……。

 平本が女の子に行ったとき、市原と平勘には「たぶん平本はやれないと思うから、おまえらが行って、チョッカイを出し、彼がやりやすいようにしてくれ」と言っておいた。2人は女の子の前でオチンチンを出したり、愛撫して「もう濡れてるじゃんか」と煽ったり、チョッカイを出すだけ出しておいて、途中で引き揚げてしまう。

 平本1人がその場に残される。下半身まる出しの女を前に何もしないまま、じっとたたずんでいるのだが、やがて彼は自分のシャツを脱ぎ、女の子に着せたのだった。僕はカメラを回しながら近づき、女の子に「どうだったの?」と訊く。「最後までやってほしかったんじゃないの?」。彼女は否定しない。僕がしつこく「本当はもっとやってほしかったんだ」と念を押したとき、初めて彼女が小さくうなずく。平本はそれを見て愕然とする。

 彼は最初「相手の人格を無視してやるのは、やっぱりしてはいけないことだ」と思っていたはずだ。それが「女って、こういう願望を持ってるんだ。とことんやったときに、ここまで自分を解放して、こんなにいい顔になるんだ」と現場の経験を通してつかんでいく。

 つまり、「ザ・面接」におけるレイプとは、女の子たちがそれまで自分の外側につけた社会性という名の殻を打ち砕き、本性を剥き出しにするひとつの方法論だったわけだが、とはいえ「ただ犯すだけじゃ、つまんないよな」という思いが僕の中にあったのも事実だ。

 だから、レイプのセックスが終わったあと、女の子に「今度はあなたが男優を好きにしていいよ」と言っている。男たちがヤッてヤラれる。レイプを途中で止めない代わりに、これである種のバランスが取れるようにも思えたし、ヤラれる一方ではなく、ヤラれた女が復讐するというのは、見ている人も面白いんじゃないかと思ったのである。

 こうして「ザ・面接」の7作目で渡辺美乃に出会う。まるで菩薩のような眼差しで男たちを見つめ、しごき、くわえた3人の男のザーメンを残らずすすり飲む。レイプのあとのリベンジで、男優の1人が責められていると、残りの2人はそれを面白がり、お客さんになって見ているのがふつうだ。ところが、美乃のときには「俺もしてほしい」と全員が自らすすんで参加してしまった。男優3人を見事手玉に取った彼女を目の当たりにして、「この子で『ザ・面接』の逆バージョンを撮ってみたい」と僕は思った。

 その3カ月後、美乃をメンバーの中心に据え、女たちが男を解放する「平成淫女隊」シリーズが立ち上ってゆく。
2012年06月01日