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アテナ映像

週刊代々木忠

カラダにいいこと悪いこと
  血液が「サラサラ」とか「ドロドロ」とかよく耳にするけれど、今回はその血液の話。数週間前のこと。帰宅したらテレビで、トマトをベースにいろんな野菜を組み合わせたジュースの効能について紹介していた。このトマト野菜ジュースを飲む前と、1週間飲みつづけた後の血液を比較すると、1週間後のほうがサラサラになっていたという内容だ。血液がドロドロだと、毛細血管にうまく血液が流れないという。毛細血管に血液が行かないんじゃ、“勃ち”も悪くなるよなぁと思わず僕は唸った。

 さて「毛細」とはいうけれど、髪の毛の直径は約100ミクロン。それに対して毛細血管は5~10ミクロン。つまり、髪の毛の20分の1から10分の1の太さしかない。しかも、その中を流れる、たとえば赤血球の直径は7~8ミクロン。ということは、毛細血管の細いところだと、そのままでは通れないことになる。じゃあどうするかというと、毛細血管の弾力性、つまり血管のほうが膨らむ。もしくは赤血球のほうが変形して通り抜けるのだそうだ。

 成人の場合、体内の血管を1本につなぐと、その長さは約10万キロメートルにも及ぶという。もちろん1人分の長さである。地球の外周である赤道が4万キロだから、人間の血管は地球を2周半してしまう。しかも、全血管のうち毛細血管が占める割合が約90%とも99%ともいわれる。要するに、ほとんどが毛細血管なのだ。

 かつてこのブログに「つながれなかった男たち」という話を載せたが、そこで書いた3人の友人たちのことを僕は思い出した。彼らは毎晩、浴びるように酒を飲み、みな50代という若さで亡くなった。「栄養をつけなきゃ!」と言いながら、スッポンをはじめ精がつくと言われるものを彼らはよく食べていた。だが、考えてみれば、まったく逆のことを彼らはしていたのかもしれない。

 とかく現代人は栄養過多だと言われる。栄養の摂り過ぎが、ある年齢に達すれば、生活習慣病を引き起こす。糖尿病も、脳卒中も、心臓病も、脂質異常症(高脂血症)も、狭い血管の中を、ドロドロゆえにうまく流れなくなった血液が引き金を引いている。

 やはり粗食が健康の秘訣なんじゃないかと僕は思う。以前、子どもが小さいときには家族で焼肉屋によく食事に行った。だが、子どもが大きくなってからは、それもない。何かの機会にフランス料理を食べたりもしたけれど、幼いころからずっと粗食で育った僕の舌には、どうも心から美味しいとは思えなかった。頭では「これは高級料理なんだ」と言い聞かせていても、体は本当に歓んでいないというか……。

 そして僕は少食である。映画を撮っていた時分には、肉体を酷使していたので、どんぶり2杯を平らげたこともあったが、いまは月に1度の現場以外はほとんど座り仕事だし、体が要求するものを食べると、おのずと量は少なくなった。だが、血液から見れば、それは体にいいことなのだと思う。

 10年ほど前、家の近所のよく行く薬局の薬剤師から、「これはボケ防止にもいいから飲んでみない?」とすすめられた錠剤があった。ちょっと値は張ったが、「1日あたりで計算すれば大したことないし、ボケるのイヤだしなぁ」と思い、現在までずっと飲みつづけている。それは銀杏葉のエキスである。今回この原稿を書くにあたっていろいろ調べていたら、銀杏葉エキスはトマトなどの野菜よりも血液をサラサラにする効果が高いという記事を見つけた。粗食・少食に加えて、案外この錠剤のお世話になっていたのかもしれない。
2012年07月27日