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アテナ映像

週刊代々木忠

監督面接
  応接室のドアをあけ、ソファに座っている彼女(30歳)を見たとき、「平成の女ではなく、昭和の女だよなぁ」と僕は思った。悪い意味ではない。しっとり感のある美人だ。およそビデオに出るような雰囲気ではない。

 監督面接にのぞむにあたって、あらかじめプロデューサーが面接した際の資料を渡される。そのなかの何カ所かをそのまま紹介しよう。あなたが彼女を面接するつもりで、どんな女性なのかを推測し、ビデオ出演はOKかNGかを判断してみていただきたい。

 ■初体験……15歳のとき彼と。
 ■好きな体位……1)立ちバック、2)駅弁、3)松葉くずし。
 ■クリを指でやや激しく愛撫されるとイキやすい。
 ■セックスで激しくされると、体が痙攣して止まらない。
 ■見つめ合うセックスはしたことがないが、してみたい(恥ずかしいけれど)。
 ■これまでの変わったセックス……中3のときに剣道部の部室で。飲み屋をしていたときには、お客さん2人とエッチな話をしていて、自分もムラムラしてきて3Pをしてしまった(声を押し殺して)。車の中はスリルがあって、より濡れる。
 ■これまでのよかったセックス……半年前、会社に入ってすぐに上司と。それまで1年くらいしてなかった。男の人がいる職場は初めてで、仕事を教えてもらっているうちに食事に誘われ、お酒を飲み、そのあと上司の部屋に行った(上司は単身赴任)。お茶を飲んでるうちにからんできてエッチに。「やめてください」と2、3回言った(彼はその後、転勤になった)。
 ■これまで恥ずかしかったこと……正常位で激しくされたときに失禁した。
 ■現在は、彼もセフレもいない(エッチは半年していない)。
 ■オナニーの頻度……週に5回くらい(今も欲求不満です)。
 ■オナニーで想像していること……1)会社で仕事中、上司に無理やり、2)林の中でウォーキングしているマッチョの若い男に無理やり。
 ■出演動機……ネットでいっぱいAVを見た。男優さんとエッチしたら、どのくらいいいのか興味がある。
 ■ビデオでしてみたいこと……屋外、ソフトSM、オモチャ、電車の中、コスプレ(CA、水着)、レイプ(男2人に)、レズ(ネコ)。

 さて、いかがだろうか? しっとりとした外見からは想像もつかないほど、彼女の性の履歴は賑やかである。アダルトビデオなのだから、そのエロさは持ってこいという見方もある。

 では、僕はどう見たか。彼女は典型的な思考オクターヴ系の「快楽追求型」と言えるだろう。彼女にとって、セックスとは「妄想と刺激」なのだ。好きな体位も刺激的なものばかりで、1番は立ちバック。「後ろから両腕を持たれて、ガンガン突かれるのがいい」と彼女は言う。2番目の駅弁はきっと「ネットでいっぱい見た」と言うAVの影響だろうが、駅弁をされているとき、その映像がオーバーラップし、自分がいやらしいことをしているという刺激をいっそうかき立てるのかもしれない。

 ふつうはクリトリスを激しく攻められると痛いものだが、「快楽追求型」の場合、慣れるにつれてだんだん物足りなくなってくる。そこで、より強い刺激を求め、そのうちに痛覚は鈍化し、激しいのが(彼女の場合は「やや激しく」だが)気持ちよくなってゆく。「セックスで激しくされると、体が痙攣して止まらない」もしかり。

 では、妄想のほうはどうか? 彼女のオナニーでの定番は「会社で仕事中、上司に無理やり」「林の中でウォーキングしているマッチョの若い男に無理やり」と、どちらも「無理やり」だ。これが脳への刺激になっている。

 ビデオでしてみたいこととして列挙されたもののうち、肉体への強い刺激としては「ソフトSM」「オモチャ」、背徳感という脳への刺激では「屋外」「電車の中」「コスプレ(CA)」、「レイプ(男2人に)」、新鮮さという刺激ではまだ未体験だと言う「レズ」だろうか。

 これまでのセックスのエピソードとして、飲んだあと、単身赴任の上司の部屋に行って……というのがあるが、「それって、君もその気で行ってるよね?」と訊いたら、「いえ、上司だし、信用してたし、そういう人じゃないと思っていたし……」と彼女は言う。子どもじゃあるまいし……と僕は思うのだけれど、彼女は最後まで認めない。

 僕に話したところで困ることは何もないはずだが、なぜ認めないのだろう? もうひとつの、飲んでいてエッチな話でムラムラしてきて3Pになっちゃったという話もそうだが、彼女のセックスは、自分から好きになって、デートして、結ばれてゆく……というのではない。半ば強引にとか、酒を飲んでそういう話になってとか、必ずどこかにエクスキューズがある。自分が欲情しているのは、あまり見せたくないというか。これは彼女が自分を好きになれないということを物語っている。

 自分を好きになれない人間は、相手を好きになることもできない。だから向き合えない。好きになったときの感情は、そばにいたいし、つながりたいし、そこから抱かれたいというのが出てくるわけだが、彼女はそういう出方をしていない。性欲や疼きは当然あるわけで、それが好きという感情と混じり合わないまま、快楽にだけ結びついているみたいである。

 そこに感情が参加していないから、いくら快楽を追求していっても心は満たされない。「セックスで激しくされると、体が痙攣して止まらない」と彼女は言う。また、「正常位で激しくされたときに失禁した」とも。感じやすい彼女が相手に心を開いてオーガズムを体験できれば、高まってきた内部のエネルギーは外に出て相手のエネルギーと溶け合うはずだが、それが外に出ないときには痙攣として表われたり、尿や潮となって出ていく。

 以上が、資料と面接から僕が大まかに感じたことである。では、彼女を採用するか否かだが、もしも彼女の心が打ち震えるような歓びを体験できるとしたら「ザ・面接」よりは「ようこそ催淫(アブナイ)世界へ」のほうが可能性は高いだろう。1泊ないし2泊でじっくり時間を取り、彼女の話をとことん聞き、僕なりのレクチャーもしたうえで、催淫CDによりトランスに導く。男優も事前に選んでおける。「ザ・面接」では、1日で3人撮るので時間も限られており、撮影が始まってしまえば僕からレクチャーはできない。男優もクジ引きなので、誰があたるかはわからない。

 今回、たまたまこの女性を例にとったけれど、10人監督面接をすれば、8人までが彼女と似たり寄ったりである。その意味では、彼女は現代女性に特有なパターンなのだ。
2012年08月31日