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アテナ映像

週刊代々木忠

続・矢作直樹先生の話
  前回した矢作直樹先生の講演「科学をはるかに超えた現実――救急医療の現場から」である。

 まず象徴的な事例として、ある日救急に運び込まれたAさん(若い女性)のケースがスライドとともに紹介される。彼女は自宅マンションの10階から飛び降りた。下はコンクリート。ふつうは助からないのだが、体じゅうの骨(首を除く)が折れ、内臓も多少壊れることで、衝突のエネルギーが分散され、一命を取りとめた。

 元気になったAさんが当時のことをふり返る。じつは飛び降りる1週間くらい前から亡くなった人の声が聞こえたと言う。その声は「体を貸してくれ!」と言っている。Aさんは「やだ!」と拒否したが、声は執拗だったらしい。

 一緒に暮らしていたダンナさんに様子を訊くと、Aさんは突如人が変わったように本人が知っているはずのないことをまったく違う話しぶりで語ったと答えた。そして注意していたにもかかわらず、ちょっと目を離した隙に飛び降りてしまったと。

 似たような話を僕はこれまでにもいろいろなところで聞いてきた。いや、単に聞いただけでなく、撮影現場で女の子をトランスに入れれば、Aさんのように訳のわからないことを別人の声でしゃべり出し、暴れたり、自らの首を絞めたりする子たちと接してきた。だから、Aさんの事例自体に新鮮さは感じない。新鮮だったのは、東大救急部部長が、たとえば幻聴という脳内現象としてではなく、「これは霊の憑依だ」という前提、つまり霊障(れいしょう)として話を展開したことである。

 実際、除霊による治療を年間600人から800人に施術している人の現場に、矢作先生自身も立ち会ってきたと言う。さらにはその能力が自分にも身についてきたと……。そのエピソードからも先生がスピリチュアル・ヒーリング(霊的な治療)の実効性を認めているのがわかる。つまり「東大医学部教授」「東大病院部長」というポジションにいながら、西洋医学一辺倒ではなく、もっとズームバックして事の真髄を鳥瞰している人なのである。

 だから、代替医療の必要性にも言及されていた。代替医療とは、西洋医学以外の医療の総称として用いられる。そこにはいろいろな療法が入ってくるわけだが、先生はより高次なものから順に、霊的な「スピリチュアル・ヒーリング」、気功やレイキといった「サイキック・ヒーリング」、カイロプラクティクや鍼灸などの「マグネティック・ヒーリング」をあげられた。ただし、西洋医学を「治」とすれば、代替医療は「癒」であり、施術は「治」「癒」の順が望ましいと。僕のまわりにも、ガンで医者から余命宣告されながら、代替医療で奇跡的に助かった人たちが何人かいる。

 この代替医療について聴講者からは、「利権構造が代替医療を封じ込めているのではないですか?」という質問が出た。それに対して矢作先生は明確にイエスとは答えなかったものの、否定もしなかった。そして「利権構造を支えている国民にも問題があるんです」と答えたのである。

 これまでのインタビュー記事等で先生はさかんに、「なぜ自分が病気になったのか?」について、患者も医療にたずさわる者ももっと考えなければならないと述べている。そして、「寿命が来れば人は死ぬ」という当たり前の現実が、人々の心から抜け落ちようとしている。だから今の医療はとかく結果だけを求めるけれど、「死」は決して負けではないと。

 人間の目に見えるものが可視光線という、きわめて限られた狭い範囲であることに前回ふれたが、矢作先生の講演を聴いていると、西洋医学が施術できる幅もまた限られているという印象を新たにした。僕たちが生きているこの世界について、人はあらかたわかったつもりでいるけれど、サイエンスが解明できた領域はほんのわずかでしかないのだ。

 このブログの何回か前の「ナチュラル」で書いたように、僕は相反するもの同士が共存する時代に入ったと思っている。これまでは通常医療(西洋医学)に対する代替医療だったわけだが、もし国が代替医療を認めたなら、医療形態は変わり、医療費も激減することだろう。なぜならば、代替医療には手術はもちろん、薬もいらないのだから……。

 医療の世界に限らず、利権構造というものは強固な壁に違いない。その内部に身を置きながら、相反するものの重要性を声高に叫ぶことなど、誰にでもできることではないし、どれほど勇気のいることかと思う。でも、ひとりの医師がそれに果敢に挑んでいる。「利権構造を支えている国民にも問題があるんです」。その言葉は、「みんなの意識さえ変われば、利権構造なんていくらだって突き崩せるんですよ」というメッセージのように僕には聞こえた。



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2013年07月12日