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アテナ映像

週刊代々木忠

何かが出ている!?
  今から二十数年前、「チャネリングFUCK」シリーズを撮っていた頃、テレビのとある深夜番組が興味本位にこれを取り上げた。

 スタジオには雛壇が設けられ、そこには一般の人たちが20人くらい座っていた。視聴者参加番組の一種である。この人たちが見ている前で、チャネリングセックスを実演してみせるという企画なのだ。

 この雛壇の中へ、僕はチャネリングに反応できる女の子を1人潜り込ませていた。実演が始まって、その子がチャネリングするのは当たり前なんだけど、まわりの何人かも反応しはじめた。そればかりか、自宅で番組を見ていた人たちのなかにも反応する人が出てきたのがのちにわかる。

 翌日の新聞には「公共の電波を使って、あんなことをやって」という批判記事が載った。記事によれば、ある百貨店に勤めている人の2階でドーンと音がするので見に行ったら、娘さんの様子が変で、つけっぱなしのテレビにはこの番組が流れていたということらしい。

 放送したテレビ局と対抗している局系列の新聞社だったので、ちょっと作為を感じないでもない。でも、番組放送中から放送後まで、スタンバッていた電話オペレーターたちが受け切れないくらい電話がかかってきたのだから、似たようなことは確かにそこかしこで起きていたのかもしれない。

 それはともかく、番組の裏側では、これとは別のあることが起きていた。当時、ビデオ雑誌を中心にレギュラーを何本も持っていた編集者兼ライターの東ノボルが取材に来ていた。彼のスチールカメラが番組の途中で壊れたのである。機械に故障はつきものだ。だから、それ自体はべつに驚くようなことではない。だが、後日修理に出すと「電磁波の強いところに長時間置いてたんじゃないですか」と言われたそうである。

 似たようなことは他にもあった。「BOMB TRIP PARADISE」という催眠誘導の入ったCDをリリースしたときのこと。このCDは「トランスに入って音楽を楽しもうよ」というのが主旨なので、プロモーションとしては、マスコミ関係者を呼び、自ら体験してもらうのがいいだろうという話になった。ところが、プロモーション当日、会場の人たちがトランス状態になると、なぜかCDが止まった。何度やっても同じような状況のところでCDは止まってしまう。CDやデッキに問題がないのは事前に確認していたにもかかわらず。

 そして「チャネリング」シリーズの現場では、いろんなノイズがたびたび発生した。濡れ場を前に僕が本当に興奮してしまったときには、英語圏のラジオ放送を受信してしまうことさえあった。それまで集音域の狭い外部マイクを使っていたのだが、あるとき内蔵マイクだとそれが起きないとわかり、それ以降は外部マイクをいっさい使わなくなった。外部マイクは内蔵マイクと違って、接続部分が剥き出しになっている。そこが影響を受けるんだろうかと、スタッフたちと話したものである。

 ひとつだけなら「たまたま」で済むし、不思議ではないけれど、いくつも重なってくると、これらの状況に共通しているものを知りたくなる。

 テレビスタジオでのチャネリングの実演、「BOMB TRIP PARADISE」のプロモーション、「チャネリング」シリーズの撮影現場。これらに共通しているのはトランス状態だ。人がトランス状態になったとき、科学では説明できない現象が起きる。それが1人や2人なら大したことはないけれど、大人数になると、与える影響は人にとどまらず精密機械や電子機器にまで及ぶ。

 また代々木のスピリチュアルな話かと思う人もいるかもしれない。だが、先日見たNHKスペシャルで興味深い科学者たちのアプローチを紹介していた。詳しくは次回書こうと思う。
2014年04月11日