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アテナ映像

週刊代々木忠

人の意識は空間を超えてつながるのか!?
  他者を同調させるばかりか、精密機械や電子機器にまで影響を与える、目に見えない何かを人は発している――というのが、前回の話である。それに関連すると僕は思うのだが、先月(3月22日)に放送されたNHKスペシャル「超常現象 科学者たちの挑戦」の中でこんな話があった。

 1つは、アメリカのワシントン大学での実験。脳の活動を精密にとらえる装置にfMRIというものがある。まずAさんがfMRIの中に入り、外部からの刺激がない状態に置かれる。そして友人のBさんには別室で5分間画面を見続けてもらう。その画面には激しく点滅する映像が不規則な間隔で映し出される。これは脳へ断続的に強い刺激を与える仕掛けだが、fMRIの中にいるAさんには当然ながらその様子はわからない。実験中は「お互い相手のことを意識するように」と言われている。

 Bさんが点滅画像を見始めると、Aさんの脳に変化が現われる。そしてBさんが点滅画像を見終わると、Aさんの脳活動も元に戻る。もう一度やっても同じ結果だった。Aさんの脳で変化が起こっていたのは、脳の後ろにある視覚野といわれるところだ。視覚野は目で見た刺激を処理する。fMRIの中にいたAさんは、目からの刺激がない状態にもかかわらず、視覚野の周辺で変化が起きていたのである。

 この同調というか同期は「たまたま」の可能性もあるということで、次にはAさんとBさんが入れ替わり、さらにはもう一組別の友人同士でも、同じ実験を行なった。結果、合計4人の視覚野の活動を示すグラフからは、同期がはっきり見て取れたというのだ。

 同番組では、別の研究者による次のような実験も紹介された。場所はアメリカのネバダ州。昨年夏、灼熱の砂漠で行なわれたバーニングマンというイベントには7万人もの人々が集まった。毎年このイベントのクライマックスでは、会場の中央に立つ巨人像が燃やされるという。そこで、7万の参加者が最高潮に盛り上がるその瞬間を利用して、人間の意識に未知のパワーがあるのか否かを探ろうという実験である。

 ここで使われる装置は乱数発生器といわれるもの。乱数発生器は数字の「0」と「1」をアトランダムに発生させる電子装置で、「0」と「1」が発生する確率がちょうど半々になるように設計されている。さらに電子回路は電磁波などを遮断するカバーで覆われているので、外部からの影響は受けないのだそうだ。

 ところが、それほどまでに精密な装置が人間の意識に呼応するかのような異常を示したことがある。それは9.11、アメリカ同時多発テロのときだった。世界に報じられた悲劇と同調するかのように、世界40カ所に設置されていた乱数発生器の「0」と「1」の現われ方が大きく偏ったというのである。

 だがこれは、テロが起こり、それが報道されることで、携帯電話やテレビがいっせいに使用されたことによる電波などのせいではないかという指摘もあった。そこで、今回は電波の通じない砂漠の真ん中で実験してみようというわけだ。巨人像を燃やす夜、果たして乱数発生器に異常は起きるのか?

 会場には6台の乱数発生器が設置された。いよいよ巨人像の腕が上がりはじめる。これが燃やす合図である。このときから「0」と「1」の現われ方が大きく偏るという異常が起きている。

 そもそもこの乱数発生器は量子の働きを利用している。量子とはあらゆる物質をとことん分解した末に辿り突く最も小さな粒子のこと。だから人間の体も、つきつめれば量子でできていることになる。乱数発生器に話を戻すと、その回路に量子の動きを遮る壁があり、量子はこの壁をあるときは通り抜け、あるときは跳ね返される。そこで壁を調節し、すり抜ける確率がちょうど2分の1になるように設定する。壁に跳ね返されたときが「0」、すり抜けたときが「1」である。外部からの影響を受けず、量子によってのみコントロールされるはずの乱数発生器。それが影響を受けたということは、つまり人間の意識が量子に作用したと考えられるのである。

 番組では続けて「量子もつれ」と呼ばれる現象を紹介する。2つの量子をぶつけると、つねにお互いに影響を及ぼし合う特別な状態になる。この状態で一方の量子に何らかの刺激を与えると、瞬時にもう一方の量子にもその影響が及ぶ。しかも、この関係は2つの量子がどんなに離れても変わらない。いわば量子同士が空間を超えて瞬間的に影響し合うのだ。そんな同期現象が、量子の世界ではすでに自明となっている。

 さて、このNHKスペシャルを見て、僕はどう思ったか。それを記すつもりだったが、ずいぶん長くなってしまったので(これでも番組の一部だけれど)、僕の感想は次回ということで。
2014年04月18日