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アテナ映像

週刊代々木忠

呼吸で幸せになる!
 

 前回のブログで、トラウマのある女の子が意識的な呼吸によってそれを吐き出し、その後、いいセックスをするという話を書いた。そこで今回は、僕自身が20年以上実践し、効果を上げている呼吸法を、みなさんに紹介したい。


 僕の呼吸法には「長息(ちょうそく)」と「短息(たんそく)」の2種類がある。毎晩、寝る前に実行している「長息」から先に説明しよう。

 

 「長息」とは、ひと言でいえば腹式呼吸(横隔膜呼吸)である。4秒鼻から吸って、6秒口から吐く。腹式呼吸は、横隔膜を押し下げて深く吸い、押し下げた横隔膜を元に戻すことによって吐く。


 しかし、横隔膜を押し下げるといっても、腹式呼吸ができない人には、これがなかなか難しい。だから当面は、いっぱい吸って、いっぱい吐くことから始めるのがいいだろう。続けるうちに、自分の体のどこがふくらんでいるのかがわかってくる。もし胸がふくらんで、お腹がふくらんでいないようなら、胸式呼吸になっている。それではあまり効果がない。


 そこで、腹式ができていないなぁと思ったら、自分の内臓を下に押し下げることを意識してみる。そのとき、内臓の前よりも奥のほう、いわゆる背骨寄りの内臓を下にグーッと押し下げる意識を持ちながら息を吸っていくと、いい感じでお腹がふくらんでくる。これが吸うときのコツである。


 吐くときは、お腹の力を全部ゆるめると、一気に空気が出てしまう。かといって、口をつぼめたり喉を閉めることで、空気の量を調節してはいけない。それでは横隔膜が鍛えられない。6秒のあいだ均等に空気が出て行くよう、お腹(横隔膜)の力をキープしつつ少しずつ抜いてゆく。これが吐くときのコツである。


 そして、だいたい空気が出たなと思ったら、そのままお腹の皮が背中にくっつくくらいの気持ちで、お腹をしぼり全部出し切ってしまうといい。するとその勢いで、しぼり切った力をゆるめれば、今度は鼻から自然に空気が入ってくる。


 こうして4秒で吸って6秒で吐く、合わせて10秒が1往復。僕はこの長息を1日20分~30分行っているが、たとえ5分でも10分でも日々続けていれば、心身ともによい状態を、きっとあなたは実感するはずである。


 ちなみに僕の場合は、この長息にストレッチを組み合わせている。ストレッチは1つのポーズが60秒。つまり1ポーズを取る間に、6往復の長息を実行している。このとき僕は、ストレッチで伸縮する筋肉や腱などに意識をフォーカスする。たとえば首のどの筋肉が伸びているかとか、もう少しアキレス腱を引っ張ったほうがいいなとか、そういう感触を味わう。それはふだん意識しない自分の体との対話でもある。


 この長息&ストレッチをしながら、同時に僕はテレビも見る。なぜわざわざそんなことをするのかといえば、異なった複数の事象に意識を向ける訓練が、人生で大いに役立つことを知っているからである。「なにを大げさな」と思う人もいるかもしれない。


 深い呼吸ができているか、ストレッチの1ポーズで呼吸はいま何往復したか、筋肉の感触はどうか、テレビは何を伝えているか、それらを全部こなそうと思えば、ひとつの事象だけにとらわれるわけにはいかない。とらわれた途端、別のものができなくなる。たとえばテレビの番組にのめり込むと、僕は呼吸の数を忘れる......。


 ところが、それぞれの事象から等距離にあるニュートラルな所に、意識の立ち位置を定めると、全体が認識できるようになる。全部きっちりやりつつ、でも何かひとつだけにとらわれていない状態。ニュートラルだから、あるがままを見られるのである。


 そればかりではない。ニュートラルでいるクセをつけておくと、逆に何かひとつに集中しようとしたときには、自分の意識を全部そこに向けることもできる。何かにこだわっていると、こだわっているその分が残ってしまうのだ。僕らはいつも何かにこだわっているし、気づかないうちに何かを引きずっている。呼吸というのは、そういうものから解放してくれるきっかけにもなるのだ。


 次に、呼吸法のもうひとつ「短息」について説明しよう。「短息」は、その名のとおり短いブリージングである。1秒間に吐いて吸うの1往復を行う。短息の効果は、デトックス(解毒)だ。


 たとえば、その日だれかとぶつかり、でも感情を出したらケンカになりそうなとき、それを飲み込むことがある。家に帰ってからも「あいつ、あんなこと言いやがった」と思うと、そのときのシーンがまざまざと浮かぶ。


 「まぁ、あそこではこっちが折れなきゃ」とか「オレがオトナになれば」とか、自分で自分に折り合いをつけようとはするものの、頭で解決しようとしたら、結局は迷路に入って悶々とするはめに......。


 しかし、そういう心の荷物は、なんとかその日のうちに下ろしておかないと、その後もずっと引きずってしまうし、溜まる一方ではいつか病気になってしまう。


 そんなときに役立つのが、短息なのである。1秒間に吐くと吸うの1往復は、かなり速いテンポだ。きっと初めての人は、これを10分も続けられない。2分~3分もすると、手が硬直してきたりする。自分がどこかに飛んでいってしまうのではないかという恐怖にも襲われる。


 僕も最初の頃は怖かった。すごく怖い。そうなったら、無理をせずに、やめればいい。やっていくうちに体が対応してくるから、だんだん長くできるようになるだろう。短息をするとき、両手の親指をそれぞれ内側に握りしめる形でグーを作ると、僕は踏ん張りやすい。


 僕の場合、恐怖を超えたときに、ものすごく気持ちのいいところに行った。それを形容すると、まるで全細胞がよろこんでいる感じなのだ。指先もポカポカしてくる。室内が無音の状態ならば、ちょうど変圧器が唸るみたいに、全身にバイブレーションが起きて振動しているのが聞こえてくるようなのである。ここにいるようで、いないような、なんとも言えない至福感。そこまで行けると、きょうあったイヤなことも全部吐き出せている。


 長息と違い、短息は毎日やる必要はない。きょうはちょっと心の中のモヤモヤを吐き出したいなぁと思うときにやるのがいい。


 以上が、長息と短息のやり方だが、最後に呼吸全般について僕が思うことを書いておこう。


 感情オクターヴが未成熟だったり、感情を封じ込めたままで、人が幸せを感じるのは難しい。仕事などでパソコンと長時間向き合っている現代人は、無意識の浅い呼吸を強いられている。この無意識の呼吸とは、感情オクターヴが思考オクターヴの縛りを受けている状態なのだ。


 そして、この状態が長い期間続くと人は機械人間になってしまう。これが精力減退やインポテンツ、そして不感症の最大の要因になっているように僕には思える。


 運動しているときの呼吸も、意識ではコントロールできないわけだが、本能が欲求するこの呼吸は本能オクターヴを活性化させ、それがひいては感情オクターヴを成熟へと向かわせる。


 意識的な呼吸(長息・短息)が、感情オクターヴを思考オクターヴの縛りから解き放ってくれるのは説明してきたとおりである。


 ついつい僕たちは無意識の浅い呼吸ばかりしがちだが、運動を忘れず、また長息・短息を取り入れることによって、3種類の呼吸をバランスよく行うことこそが、実はとても大切なのだと僕は思っている。

 

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無意識の浅い呼吸を続けていると、人間は機械になる!?
2009年07月03日