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アテナ映像

週刊代々木忠

催淫CDの中身
  「女が淫らになるテープ」と「ようこそ催淫(アブナイ)世界へ」という、2つのシリーズがある。テープかCDかの違いはあるが、どちらもヘッドフォンをした女の子がいきなり感じはじめ、もだえ、あえぎ、なかには大量の潮を吹いたり、そのままイッてしまう子もいる。

 「あのテープやCDには、いったい何が録音されているのか?」という質問を頻繁にいただく。「彼女に聴かせたい」と言う男性や「自分が聴きたい」と言う女性もいるし、「あれは本当に演技ではないのか?」という疑問の声もある。


 実はあのテープやCDの中身は、催眠誘導である。聴いた女の子がエクスタシーを感じるように僕自身が誘導している。ということで、今回は催眠の話である。

 催眠の歴史は古い。すでに古代エジプトのパピルスには「少年に光るものを凝視させて変性意識状態に導く」という、催眠に関する記述が見られるそうだ。催眠を有名にしたのは、18世紀、ドイツの医師フランツ・アントン・メスメルによる。余談だが「催眠術をかける」という英語の動詞に「mesmerize」という単語があるけれど、これはメスメルの名に由来している。催眠における代表的存在の証左と言えるだろう。

 メスメルの診療所には、多いときには日に3000人もの患者が列をなしたと伝えられている。実際、メスメルは催眠によって多くの患者を治したようだが、薬や手術もなしに病気が治ってしまうのは、世間の人々にとってはやはり釈然としないものが残ったに違いない。

 メスメルはそれを「動物磁気説」で説明しようとした。かいつまんで言うと、宇宙空間にはすみずみまで動物磁気が満ちていて、これをコントロールすることによって病気が治るというのだ。メスメルの催眠体系を「メスメリズム」というが、「メスメリズム」はそののち心霊的世界に接近してゆく。

 この「メスメリズム」に対して、催眠現象を大脳内部の生理学的な作用であると主張したのは、イギリスの外科医ジェームズ・ブレイドで、彼の体系を「ヒプノティズム」という。つまり、「メスメリズム」はどちらかというとオカルト的であり、「ヒプノティズム」は科学的だ。ちなみに、いま和英辞典で「催眠をかける」を引くと「hypnotize」が冒頭に出てくる。

 さて、日本に催眠が入ってきたのは明治になってからだが、それは「メスメリズム」と「ヒプノティズム」がミックスした形だったようだ。僕はこの時期こそ催眠がいちばん成熟した時代ではなかったかと考えている。ところが、明治41年に警察犯処罰令というのが制定される。これは、みだりに人に催眠をかけると処罰するというもの。そのくらい催眠は効き、その悪用による被害も少なくなかったということだろう。

 でも、催眠を禁止したことにより、人々の中で催眠に対する不可解さは解消されることなく、ある種の胡散臭さとして残ったのもまた事実である。

 僕自身が催眠と出会うきっかけは「サイコ(催眠)エクスタシー」シリーズだった。このシリーズに出演してくれたジャイアント吉田氏は、日本大学の拳法部の頃から催眠に興味を抱き、すでに50年近く催眠を研究・実践されている。当時、彼からいろいろ話を聞くうちに、僕も催眠を勉強するようになった。

 ある日こんなことが起きた。その日、僕は朝からスタジオにこもって自分の作品のMA(映像編集後の音声編集)をしていた。そこに電話がかかってきた。当時はタレントプロダクションもやっていたのだが、所属している看板女優が撮影所で怪我をしたという。書割(かきわり)に足を突っ込んで捻挫をしたらしい。聞けば、床にもつけないくらい痛むという。彼女は「催眠で痛みを取ってもらって、きょうのシーンを終わらせたい」と電話口で訴えた。

 そこで僕は「タクシーですぐこっちに来なさい」と告げた。彼女がマネージャーに付き添われてやってきた。その腫れ上がった足を見るなり「これは病院に行ったほうがいいんじゃないか」とその場のみんなは口々に言う。もちろん僕もそのほうがいいとは思ったが、正直、撮影のことも気になった。タレントの都合で撮影がずれれば、プロダクションにその分の請求が来る。そこでとりあえず痛みだけは取ってしまおうということになった。彼女が電話で言ったとおり、催眠によってである。

 といっても、腫れてる所に僕が直接さわるわけではない。彼女にはこんなふうに催眠誘導を行っていった。「あなたがいくら抵抗しても、左手が自然に上がってくる」。「はい、そこでピタッと止まる」。これは運動支配だが、それまで彼女は何度も僕の催眠にかかっていたので入りやすい。「その手が動かなくなる」。「その手がだんだん痺れてくる」。「あるのかないのかも、わからなくなります」。「つねってもぜんぜん痛くない」。ここでは感覚支配に入っている。「つねってみてください」。彼女が「痛くない」と答える。「目を閉じれば、手でさわっても、まったくわからない」。「もう完全に痛みもかゆみもない」。「はい、その手をあなたの腫れている足の痛い所にあてると、その足も同じように感覚がなくなります」。彼女が手を足にあてる。「私が指を鳴らすと、手は足から離れなくなります」。「はい、手を離してみて」。彼女の手はいっこうに離れない。「あなたの手と足は完全に一体化しました」。「あなたの足をつねってみてください。痛いですか?」。彼女は「なにも感じない」と答える。「はい、私が5つ数えたら、手が離れます。そのときにはもう足にまったく痛みはありません」。こうして催眠によって痛みは消え去り、その後、彼女は予定のシーンを無事に取り終えた。

 催眠の活用法には大別して3つあると僕は考える。①医学的な活用法、②心理的な活用法、③創造的な活用法。

 ①医学的な活用法としては、痛みの緩和や除去。抜歯や外科的手術などで、麻酔に代わる、より自然な痛み止めの手段として用いられる。頭痛や腰痛や関節痛などの慢性的な痛みや、喘息・湿疹といった慢性疾患の症状改善、免疫系の活性化にも効果がある。先ほどの捻挫のエピソードも、この①に属する。

 ②心理的な活用法としては、情緒的、習慣的行動に関連する症状の改善。具体的にいうと、不安や緊張、抑うつ症、対人恐怖症など、精神的障害の改善。喫煙・アルコール・薬物への依存に対しても大きな効果がある。そして何よりセックスでの悦びを増大化させる。効果においては、僕の経験からも計り知れないものがある。冒頭に書いたテープやCDに入れたエクスタシーへの誘導は、この②に属する。

 ③創造的な活用法としては、潜在的な能力を目覚めさせたり、集中力や筋肉の持久力を向上させて運動能力を高める。創作活動においては、発想の行きづまりを打開したり、受験勉強では記憶の定着を助けたりする。

 今回、最後につけた動画は、後催眠(条件暗示)といわれるものである。潮吹き体験のある女の子に「おちんちんが入ってくると、気持ち良すぎて、あなたは潮を吹いてしまいます。潮を吹いているときは最高の気分です」という暗示を事前に入れておく。モザイクはかかっているものの、そのリアリティは感じ取ってもらえるのではないかと思う。


2009年09月11日