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アテナ映像

週刊代々木忠

意識の高みへ
  森林くんが水素論を読み解く講義(12月8日開催)をすると聞いて、事前に何か訊かれてもいいように、僕も今一度おさらいしておこうと思った。そのために読んだ本がある。ジョン・C・リリー著『意識(サイクロン)の中心』(菅靖彦訳、平河出版社刊)である。

 グルジェフの水素論は、このブログや本でも幾度か紹介しているが、ごく簡単に何なのかを記しておきたい。ひと言でいえば、目には見えない「人間の意識」というものを、思考・感情・本能をヨコ軸に、それぞれのレベル(高低)をタテ軸にとって可視化したものだ。


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 一方、『意識(サイクロン)の中心』とはどんな本なのか? 著者のジョン・C・リリーは1915年にアメリカで生まれた脳科学者であり、生涯を通じて「意識」を研究した人と言えるだろう。彼は60年代、法律で規制される前にLSDを用いて、上の図に示した各意識階梯(意識の各レベル)を自らが体験している。『意識(サイクロン)の中心』という本は、その内的レポートなのである。

 本の中から象徴的な記述を拾い出してみよう。まずは僕たちが常識にもとづいた社会生活を営んでいる「H48」について。ちなみに、ここでは「思考」が主導権を握っている。言い方を換えれば、快を求めたがる「本能」や怒りや悲しみといった「感情」を、「思考」が上手くコントロールしている状態である。

 〈肯定的でも否定的でもない中立的な状態で、教えることや学ぶことを最大限に促進する〉とある。

 次は1段階レベルが下がって「H96」の状態。

 〈否定的状態。しなければならないことを、苦痛、罪の意識、恐怖の状態ですること。いささかアルコールを飲みすぎた状態。睡眠不足の第一段階〉

 さらに1段階下がって「H192」になると、

 〈極端に否定的な身体的状態。強烈な偏頭痛の発作など、人はまだ身体の内部にいるが、意識は萎縮し、禁じられ、自覚は苦痛を感じるためにのみ存在する。仕事や日常的な義務をこなせないほど苦痛はひどい。自己の上に制限が課せられ、人は孤立させられる。ひどい内的状態〉

 では逆に、起点となる「H48」から1段階上がった「H24」では?

 〈必要なプログラムのすべてが生命コンピュータの無意識内にあり、円滑に機能している状態。自己はおのれが最もよく知っていて、やりたい楽しい活動に没頭している〉

 もう1段階上がった「H12」では?

 〈至福状態。神の慈悲の受容。宇宙的愛。宇宙的エネルギー。高められた身体的自覚。身体的意識と地球的意識の最高の働き〉

 この「H12」の意識状態における貴重な体験を、本の別の箇所ではこんなふうにも語っている。

 〈呼吸がなんであるかを発見しました。それはまぎれもなく、信じられないほどのエネルギーです。息を吸い込むと、それはつま先や頭、それに指先に下りてきました。それから、同じ経路を通って昇りはじめたのです。素晴らしいエネルギーの流れだった。宇宙の潮流が、私の中を流れているのです〉

 話は変わるが、直近で言えば「女性用風俗と見えない膜」という話で書いた女の子(29歳)も、「ザ・面接」の現場でこの「H12」を瞬間的に体験している。そこはジョン・C・リリーも言うように「強烈な喜び、素晴らしい歓喜の場所」であり、「相手が私で、私が相手」と自他の境界は消え、自然と涙があふれ出す場所なのだ。

 とはいえ、一度「H12」を体験すれば、ずっとそこにいられるわけではない。ジョン・C・リリーも「H48」を挟んで上と下のレベル(「H24」と「H96」、「H12」と「H192」)と行ったり来たりしている。彼はそれを「裏返しである」と言う。

 ならば、いま否定的な「H96」にいる人は「H24」へ、よりいっそう否定的な「H192」にいる人はさらに高い「H12」へと行ける可能性があるということなのだ。高い意識レベルは、苦しくてつらい体験を受け入れて初めて手に入るということでもある。

 最近、幼い子どもの虐待死を伝える報道が増えた。セクハラ、パワハラ、DV、いじめ……いずれも意識レベルの重い「H96」以下で起きる。意識レベルが上がると、相手を傷つけることは自分を傷つけることだという世界へ行く。高い意識レベルへは、なにもLSDの力など借りなくても、セックスで行けるのである。
2019年12月13日