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アテナ映像

週刊代々木忠

5月在宅日記
 〈5/1〉ヨガ・インストラクターsawakoさん主催のZoom飲み会(つながる読書会 番外編)に初めて参加。自粛のこの時期、面接軍団の市原、片山、森林と顔を合わせたのがうれしかった。久しぶりによくしゃべった。

〈5/2〉妻と二人で近場をドライブ。たい焼きを買って食べる。

〈5/3〉朝、仙川沿いのウォーキングから帰って、いつものようにシャワーを浴び、少しリビングでくつろぐ。愛犬のメロディーが愛しそうにじっとこちらを見つめている。朝食を食べさせるのを忘れていたことに気づく。

〈5/4〉休日出勤。「ザ・面接BEST」の編集に熱中。後半のウルフが超面白い!

〈5/5〉きょうも休日出勤。帰路、世田谷通りのGSに寄る。ガソリンが値下がりし、今やハイオクがリッター125円。

〈5/6〉国際線の乗客が途絶えるなか、アリタリア航空の国営化が報道される。フランクフルトからローマへ、下の娘と初めて乗ったのを思い出す。

〈5/7〉終日読書。毛沢東の主治医・李志綏(リチスイ)の著書『毛沢東の私生活』(文藝春秋刊)。25年前に一度読んだ本だが、「酒池肉林」の語源にもなった殷王朝の暴君に毛沢東が最高の敬意を示すくだりは、残酷きわまりない文化大革命を主導したその姿と重なる。

〈5/8〉妻のお供でドライブも兼ねた夕食用の買い物に行く。

〈5/9〉出産までは1カ月近くあるが、娘が孫をつれて里帰り。いきなり賑やかになる。

〈5/10〉休日出勤。J:COM用の編集作業に取りかかる。

〈5/11〉ダンス教室に通っている5歳の孫が「踊りを教える」と言って聞かない。ヒップホップは難しいし、とてもついていけない。

〈5/12〉妻に頼まれてスーパーへ買い物に行く。レジとの間に垂れ下がるビニールの仕切りが安心感をくれる。

〈5/13〉きょうもデジカメを片手に仙川沿いを歩く。マスクなしでジョギングする若者とすれ違うたびに息を止める。

〈5/14〉孫に終日つき合う。ピクニックごっこ、鬼ごっこ、ヒップホップダンス、水遊び、あっち向いてホイ。やつは疲れを知らない。

〈5/15〉早めのウォーキング。仙川を渡り、娘(姉のほう)のマンションに寄ったあと、ウルトラマン商店街に出る。どのお店も、開店の準備や店の前の掃きそうじなどに精を出している。

〈5/16〉ウォーキングの途中から雨になった。引き返しても10分以上かかる。新型コロナへの対策で株を上げた女性リーダーたちのことを考えつつ、雨の中を歩いた。信頼に値する男性リーダーの顔は、ついぞ浮かんでこなかった。

〈5/17〉世田道沿いに「世田谷代官お膝元」という区域がある。通りの角には「大阪伝統の味」の看板が目立つ串カツ屋が、コロナ以降、テーブルと椅子を外に出してガンバッている。お待ち帰りも始めた。串カツセットを買って帰る。

〈5/18〉コロナ対策の撮影方針をスタッフと打ち合わせるため平日出勤。帰路、道玄坂を通ると、道頓堀劇場のネオンが点いている。ちょっと劇場の前に立ってみた。むかし舎弟が経営しており、40年前は溜まり場でもあった。杉兵助、コント赤信号、レオナルド熊、ゆーとぴあ、東京コミックショウ……彼らが幕間のコントで活躍していた。懐かしい。

〈5/19〉雨でウォーキングを断念。きょうも平日出勤をしてしまった。仲間と一緒に仕事ができて、会話があるというのは実にいい。

〈5/20〉夏の甲子園中止が決定。タイ国際航空の経営破綻。オーストラリアのヴァージン航空も経営破綻。レナウン倒産。残念なニュースばかりだ。ウォーキングも肌寒い。我慢できずに、きょうも平日出勤をしてしまう。「ザ・面接」の編集作業はそんな気分を明るくしてくれる。

〈5/21〉安倍晋三に「欠くべからざる存在」と言わしめた、東京高検の黒川弘務検事長、三密自粛中の賭けマージャンを認める。

〈5/22〉出産に備えた採血のため、娘(妹のほう)をS医療センターに送り迎えする。800mlの「自己血貯血」が必要とのこと。

〈5/23〉5歳の孫が、犬のぬいぐるみにオモチャの聴診器を当てて、何かささやいている。なんと言ったのか訊くと「コロナの病気だから、今アビガンを飲ませたから」。思わずのけ反りそうになる。

〈5/24〉快晴の空の下、ウォーキング。川のせせらぎ、新緑の匂い、魚たち、水鳥たち、花、花、花。

〈5/25〉緊急事態宣言の全面解除が発表された。娘(姉のほう)からLINEで「テレワークの1年延長が決まった」と入る。

〈5/26〉長年通っている散髪屋がある。新宿のホテルの地下にあり、60年代のジャズが流れている。いつもなら落としたてのコーヒーを飲みながらひとときを過ごす。だがコロナ以来、コーヒーが飲めない。800の客室に50人足らずの客だから、レストランもルームサービスもやってないのだ。

〈5/27〉右の脇腹が痛くて顔をしかめていると、臨月をひかえた娘が日赤病院の救急外来へ電話を入れる。電話を聞いていると、かなり強引で相当しつこい。おかげで診てもらえることになったのだが。姉のほうは車で駆けつけてきた。そのまま日赤へ。CTの結果は、尿管結石で7ミリだった。娘の強引さ、しつこさ、そして親を思ってくれる心に感謝。

〈5/28〉5歳の孫が尿管結石のことをなぜか知っていて、「じいじ、がんばるんだよ。がんばれば、それがパワーの素ってこと!」と言う。僕が意表を突かれている間に、孫はイチゴの載った皿を抱え、「ファイト!」と言いながら2階へ上がっていった。

〈5/29〉「ドライブしよう」と妻に促され、花の苗を買いに園芸センターまで出かける。人出の多さに驚いた。

〈5/30〉BS放送でミャンマーの少数民族パオの人々の「貧しく」て「豊か」な生き方を観る。僕らは人間らしさから遠ざかったなぁと思う。

〈5/31〉4月で小4になった孫は、明日から分散登校が始まる。中1に進学した孫は、当分オンライン授業が続くらしい。休校が明けても子どもたちには不安定な状況が続きそうだ。


*人との接触を極力さける自粛生活に、僕は2月中旬から入ったのだけれど、「一人で生きているのではない」という言葉の重みを、逆に思い知らされた3カ月半だった――。
2020年06月05日