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週刊代々木忠

コロナとセックス
  ブログを読んだ方から「ウィズコロナの状況で、人々のセックスはどう変わっていくのでしょうか?」という質問をいただいた。たとえば「コロナ セックス」でウェブ検索をすれば、読み切れないほどの数がヒットする。それだけ多くの人が関心を持っているということだろう。

 では、具体的にどんなセックスがよいと書かれているのか? 一例をあげてみる。イギリスのテレンス・ヒギンズ財団(性的健康の問題に取り組む団体とのこと)が推奨している「コロナ禍のセックス」をBBCニュースが紹介している。

 〈セックスにおいてはキスを避け、マスクを着用し、顔と顔が向き合わない体位を選ぶ〉そして〈性行為の最良の相手は自分自身か同居人である〉と。

 この財団に限らず、セックスに関して似たような指摘をしているところはたくさんある。感染リスクを下げるためというのは、もちろんわかるのだが……。

 僕はといえば「ザ・面接」の撮影を一度中止にした。1月にスケジュールを組み、4月14日が撮影予定日だったが、ちょうどその1週間前に非常事態宣言が出された(5月25日に全面解除)。当初の予定から2カ月が過ぎた6月24日、延期していた撮影を行なうことにした。宣言が解除されたといっても、コロナ禍には変わりない。さて、どう撮るか……。

 ソーシャルディスタンスの目安は2メートルと言われる。これを保ったまま、セックスできないものだろうか。撮影の冒頭で面接軍団にその旨を告げると、笑いが起こる。「矛盾してますよね」と森くん。「オマンコできないじゃないですか」と。「そこを何とかしてくださいよ」と僕。押し黙ったまま、だれも返事をしない。

 30年前、僕は「チャネリング」を撮っていた。トランスに入ったとき、指1本ふれていないのに互いにイッてしまうという現象が起きた。今思えば、コロナ禍にうってつけのセックスではないか。活路はそのあたりに見いだせるのかもしれないと思っていた。

 で、どうなったか? 詳しくは「ザ・面接VOL.166 ソーシャルディスタンス大性交」を見ていただけるとありがたいが、今回もチャネリングは起きた。けれども、そこで終わらなかった。肉体的にくっつきたいという本能には勝てなかったのである。

 話を戻そう。コロナ禍のセックスはどうすればいいのだろうか。前述の〈性行為の最良の相手は自分自身か同居人である〉は、オナニーなら移されたり移したりする相手もいないわけだし、一緒に暮らしていれば感染リスクはもともとあるのだから、セックスしたからといってリスクが増えるわけじゃないということだろう。

 だがしかし、夫婦のセックスレスが蔓延している現在、同居人以外とのセックスのほうが実際には多いようにも思える。同棲していない恋人同士もそうだ。その場合はどうするのか? マスクをして、キスはせず、バックでやるのか?

 僕はスマホを使えばいいんじゃないかと思っている。LINEやZoom、Skypeなどなど、映像と声をやりとりできるツールは今やたくさんある。この「ビデオ通話」の機能を使って、相手とセックスする。といっても、直接ふれることはできない。

 まず事前におのおのがトランスに入る。方法としては拙著『生きる哲学としてのセックス』や『つながる』にも書いたが、長息→短息→性器呼吸(膣呼吸)の順でやっておく。

 スマホのビデオ通話でやるセックスとは、お互いにオナニーを見せ合う行為である。「なんだ、オナニーか」と侮るなかれ。ここでもチャネリングは起きる。

 生身のセックスと違い、相手に対して肉体を使えないぶん、自分がどれだけ感情移入できるか、そして相手の気持ちを受け取れるかにかかっている。それはセックス以上に、相手の目を見て言葉を交わし、自分をさらけ出せるかへの挑戦でもある。チャネリングが起きたとき、相手の快感や悦びも自分のものと感じ、それまで気づかなかった“セックスで本当に大切なもの”が発見できるに違いない。
2020年10月02日